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・ VOL-Netについて〜活動の記録〜
■実施日 2004年11月7日(日)午後2時〜午後5時30分
■場所 国立オリンピック記念青少年総合センター
 センター棟 416号室
■テーマ VOL-Net 2周年記念講演会
もっと知りたい!乳がん抗ホルモン療法の効果と副作用
■講師 東京都立駒込病院 臨床試験科・乳腺外科
 佐治 重衡 先生
癌研究会附属病院 婦人科       宇津木久仁子先生
■参加者数 164人
当日は11月とは思えない暖かさに恵まれ、160名の定員を超える参加がありました。
宇津木先生は、「乳癌治療中の気になる婦人科疾患」と題し、「ホルモン治療は婦人科疾患の原因となるか」、そして、「留意すべき婦人科症状はどんなものか」等について、お話頂きました。幅広い臨床経験から具体的な症状の解説も多く、ユーモアもちりばめられ、ホルモン治療中に感じる漠然とした不安の答えに出会えた方も多いのでは?
佐治先生からは、「ホルモン療法とは??」という題で、ホルモンの腫瘍への働き、ホルモン療法の薬剤が作用するしくみや、治療効果のデータ、アロマターゼ阻害剤、化学療法による無月経、そして、再発治療でのホルモン療法まで、分かりやすい図やグラフを多用し、非常に詳しく解説して下さいました。ホルモン療法について、より深く知ることが出来たと思います。
第2部の、ディスカッションではあらかじめ参加者に書いて頂いた質問と当日の質問に対し、二人の先生からの回答と意見をうかがいました。
今回は、立場の異なる二人の医師から多角的にお話を聞くことが出来、治療期間の長い (抗癌剤に比較し軽い治療とは言われますが副作用との付き合いも長い!) ホルモン療法とのよりよい付き合い方を、各々が見つけることができたのではないかと思います。
なお、講演会終了後に行われた懇親会には、両先生もご出席くださり、一層身近に、和やかに、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。





= 講師ご紹介 =
佐治 重衡 先生
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東京都立駒込病院 臨床試験科・乳腺外科 医長
略歴:岐阜大学医学部卒業
   都立駒込病院研修医、岐阜大学医学部研究員 
   埼玉県立がんセンター研究所研修生 
   カロリンスカ研究所研究員
   都立駒込病院乳腺外科医員 
   M.D.アンダーソンがんセンターを経て現在に至る
専門分野:乳がんに対する内分泌療法
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〜佐治先生からのメッセージ〜
知っているようで、意外と知らないホルモン治療のしくみをみてみましょう。
宇津木久仁子 先生
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癌研究会附属病院 婦人科
略歴:山形大学医学部卒業
   山形大学医学部附属病院勤務
   ベイラー医科大学(ヒューストン)留学
   1994年より、癌研究会附属病院婦人科勤務
   癌研病院内で「帽子クラブ」主宰
http://homepage2.nifty.com/hamah/boushiclub/top.html
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〜宇津木先生からのメッセージ
治療後のケアは、自分自身で行なわなければならない部分も多く、医療者は、そのお手伝いしかできません。患者会や講習会などで、知識を交換しあってください。患者さんにしか、わからない部分もたくさんあります。そして、わからないことがあったら、主治医に何でも相談してください。

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