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■実施日 |
2009年12月20日(日) |
■場所 |
横浜 大さん橋ホール |
■内容 |
中外製薬Presentsがん撲滅チャリティ
「スター混声合唱団 クリスマスコンサートin 横浜」 |
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12月20日に横浜の「大さん橋ホール」で、中外製薬Presents がん撲滅チャリティ「スター混声合唱団 クリスマスコンサートin 横浜」が開催され、VOL-Netも実行委員会に参加しました。今回の実行委員会には26の患者会、患者支援団体が参加し、コンサートはニッポン放送との共催となっています。
昨年のチャリティコンサートに引き続き、今回も乳がんを経験した山田邦子さんの呼びかけに賛同された倍賞千恵子さんなどの芸能界やマスコミなどで活躍されている方々が結成した「スター混声合唱団」のクリスマスステージとなりました。
コンサートに先立ち、まず第一部ではトークショーが行われました。
東京大学医学部放射線科 緩和ケア診療部長の中川恵一先生による「がん検診のススメ」の基調講演に、山田邦子団長と中川先生のトークが続きました。邦子団長のオーラが漂う爆裂トーク、そして体験者ならではの「あるある」に思わず笑いがこみあげてしまいます。
休憩を挟んで、いよいよスター混声合唱団のコンサートです。オープニングを飾る「歓喜の歌」や「蝶々夫人」のアリアには鳥肌が立つ思いがしました。そして、なんとソロで柏原芳恵さんが出てきて−その後はメンバーが集まってクリスマスソングが次々と披露されていきました。合唱団のメンバーには邦子団長のように「がん体験者」も数人いらっしゃるのですが、邦子団長とのトークタイムでは、ちょっとしんみりとした思いになりつつも、元気やパワーもまた客席に届いたのではないかと思います。
トークの最中、午後5時になるとステージの奥のカーテンが開き、そこはガラス張りになっていて、海が広がっていました。豪華客船「飛鳥」の出航を告げる汽笛がボーッと響き渡ります。そして飛鳥の雄大な姿がガラスの向こうに現れ、ゆっくりと海の向こうへと消えていく、まさにヨコハマ、大さん橋ならではの演出もありました。
コンサートは、いよいよ最後の歌「手のひらを太陽に」となりました。邦子団長はステージの真ん中で「私だって、いつもこんなに元気でいるわけではありません。そりゃ、落ち込むこともありますよ。がんってめんどうだなー、って思います。でもね、落ち込んだ日もあるけど、こうやって元気になれます。みなさんも、落ち込むことがあっても『邦ちゃんもそんなこと言ってたな』って思い出してください」と体験者だからこその、心温まるクリスマスメッセージをくださったように思います。
また、当日はロビーに参加患者会がブースを出し、会の紹介やチャリティグッズの販売、啓発グッズ&チラシの配布などを行いました。ブースにはコンサートのチケットを持っていない一般の方の入場が可能な時間帯もあり、クリスマス前の賑わいもあってか、例年よりもどのブースも活気があったように思います。
なお、この日の入場料の一部、同一会場で開催されていた「クリスマスフェスタ チャリティオークション」の寄付金などが実行委員会に参加した患者会等に寄付していただけるということで、今後の活動の資金として大切に使わせていただく予定です。
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