リンパ浮腫について
- リンパ浮腫とは
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- 脇の下のリンパ節を切除した場合は、リンパ液の流れが悪くなって、術側の腕や手がむくむ(浮腫)ことがあります。
- センチネルリンパ節生検等で、リンパ節をほとんど切除していない場合でも、放射線治療を行っていれば、浮腫になる可能性はあります。
- 浮腫は必ず起こるわけではありませんが、術後すぐ起こらなくても、術後10年以上経ってから起こることもあります。
予防として注意すること
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- 注射、採血は術側の腕はさける。
- やけど、切り傷、虫さされ、日焼けに注意する。してしまった場合は、早めの手当てをする。
- きつい時計や指輪をさける。
- 患側の腕で重い荷物を持ち続けないようにする。
浮腫を感じたら
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- 早めの受診=こわばり、むくみ、重だるさなどを感じたら、早めに主治医に相談をして、リンパ浮腫を専門に見ている医師を受診することが大切です。
- 治療の主流=スキンケア (保湿等)、マッサージ療法、圧迫療法(弾力スリーブ等)、運動療法を組み合わせた複合的理学療法です。
自分でできるセルフマッサージ
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詳しく知りたいかたは…
学校法人 後藤学園附属医療施設 リンパ浮腫治療室 http://www.lifence.ac.jp/treat/lymph/
NPO法人 日本医療リンパドレナージ協会 http://www.mlaj.jp/
「リンパ浮腫 診療の実際―現状と展望」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4830616725/volnet-22