「異常なし」または「良性です」と診断されても、毎月の自己検診と年に1度の「乳がん検診」を受けましょう。
主な良性の病気には、次のようなものがあります。
- 乳腺症 ――ホルモンのアンバランスから起きます。
- 乳腺炎
――細菌感染で起きます。
- 線維腺腫
――くりくりと動くかたいしこりができます。
- 葉状腫瘍 ――腺維線種と似た大きなしこりができ、急激に大きくなります。
- 乳管内乳頭腫 ――乳管の中にポリープのようなものができ、血が混じった分泌物が出ます。
- のう胞 ――乳腺の中に液体のたまった袋ができます。
- 【乳がん検診】
- 検査には限界がありますから、さまざまな検査をしても100%確実ではありません。目に見えないがん細胞が隠れていることもあります。良性疾患と言われても気になる症状があれば、半年に1回は受診しましょう。
乳がん検診は次の所でしています。
○ 自治体(市区町村)が実施している乳がん検診
○ 職場がしている健康診断や人間ドックの乳がん検診
○ 乳がん検診を実施している医療施設での自主検診
検診施設で乳がん検診を受けるときには、「お任せにしない」ことが大切です。問診や視触診だけでなく、画像検査(マンモグラフィやエコー)も組み込んでいるかなど、確認して受診しましょう。
そして疑問や納得がいかない場合は、遠慮せずに資料を借りて、セカンドオピニオンを受けましょう
【自己検診】
- 乳がんは、比較的早い段階で、自分の目と手で気づくことができます。偶然触れて見つけた場合には、大きくなっていることがしばしばですが、毎月1回自己検診をすることにより、自分の乳房の通常の状態を知ることができ、異常や変化を感じ取ることができます。早期発見のため、大切な自分の体のため、月1回の自己検診を実行しましょう!
自己検診の仕方 →