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乳がん体験者の私たちから

すべての女性に伝えたいこと
《代表的な12人のかたのメッセージ》

※コメント最後の括弧内に記載されている年齢と西暦は、体験者の乳がん診断時です。

30歳すぎたら、かならず自分で胸をチェックしてください。しこりのようなものがあるようなら、すぐに『乳腺外科』に行きましょう! 病気らしい病気をしたことがなかった元気人間の私も、突然、乳がんになりました。自分の体を大切にしてこそ、毎日を自分らしくステキに生きられる! 「仕事が忙しくて、それどころじゃない」と思っているあなたこそ、さあ、さあ、自分の体を大切に!!!ねっ。(☆なお、一つの病院で、なかなか診断がつかず、それでも自分では異常を感じていたり、納得がいかない場合は、別の病院を訪ねてみてください。見落としがないためにも、自分の体は、自分で守ること。注!>>医師や検査技師の質もまちまち。油断するなかれ。)
(34歳、1999年)
私は、自分のしこりに気付いてから、2年間、病院へも行かず、ほっておきました。「がん」という言葉の持つ意味が、とても怖く、ひょっとしたらと思いつつ、結果を出すのが怖くて行けなかったというのが本音です。でも、今こうして乳がんになって言えることは、やはり、おかしいなと思ったら、自分の納得のいくまでドクターと話すことだと思います。自分にとって、都合のいい、優しい言葉の方へ逃げ込まないことです。自分一人で悩んでいないで、周りの方や情報を活用してください。
(38歳、1999年)
40代でもマンモには写らず、エコーが有効なことがある。したがってマンモだけ受けていれば安全とは言えない。完璧な検査はありえない、自分の体は自分で大切に。検診で異常なしでも、しこり等異常を感じたら、乳腺専門医を受診しよう。一度異常なしと言われても、やはり変?と思ったら、3ヶ月後とか6ヶ月後に再度受診しよう。(乳がんに対して正しい知識をもってほしい。100人いたら100通りのがんがある。早期発見早期治療=すべてが完治するとは言えない、もちろんニアーイコールではあるが・・・)
(44歳、2000年)
がんかもしれないと思い悩むより、検査を受けて欲しいです。もし、告知となってしまっても「あの時検査を受けておいてよかった」と思えるときは必ずあると思います。そして、セカンド・オピニオンは必ず取って欲しいです! 命を大切にしてほしいから、多くの医師の意見や情報を得て欲しい。
(38歳、2000年)
私は良く「胸が小さい人は乳がんの心配がなくていいわね」と言われていたので、おかしいと思ったときも、検査をするのをはずかしく思いました。でも胸が小さくても乳がんになることはあります。検診や気になることがあったら迷わず病院へ行きましょう。それから、経過観察と言われても、セカンドオピニオンをとって納得いく結果を得ましょう。乳腺専門医でないのに安易に経過観察と言う医師を放任するなんて信じられません。乳がんは外科の担当ですが、その中でも乳がん専門医がいる事を知っておいてください。そして専門医でもいろいろな先生がいますので、自分の納得のいく説明をしてくれる、自分にとって良い先生を探してください。もし乳がんだった場合、主治医とは長いお付き合いになるので、信頼できるドクターに出会えることが最良な治療だと思います。
(42歳、2000年)
乳がんは若い人もなるということを知ってもらいたい。乳がんは乳腺外科が専門だと言うことを知ってもらいたい。「癌=早く取ってしまう方が良い」と、周りの人にいろいろ言われました。(「おっぱい残すことに執着するな」と。) でも、医者の中には勉強不足の人も居るので、いろいろな情報をしっかり得て、納得して病気に向かってもらいたい。乳がんになっても、生き生きと生きている先輩がいることを知ってもらいたい。
(29歳、2001年)
がん検診も大事な事と思いますが、何よりも大事なのは、自分の体に関心を持つということではないでしょうか。私のように、はじめの検査では良性かもと言われ、それも乳腺専門医の先生に。それでも、自分ではしこりの異常な堅さに、これはおかしい!普通ではない!と感じる直感のようなものがあったので、細胞診までしました。あの時、良性だと信じてそのままにしていたら今頃どうなっていたでしょうか。自分の身は自分で守る! そんな気持ちを多くの女性に持ってもらえたらと、思います。
(34歳、2001年)
とにかく、しこりに気づいたら専門医に診せることが肝要です。しこりの無い乳がんもありますが、まずは自己検診が大切でしょう。また、例えしこりが良性と判断されても、しこりが消えない場合は、1年に1回程度、専門医の診察を受けるべきでしょう。特に、婦人科系の治療でホルモン剤やピルを処方されている方は乳がんのリスクが高いので、定期的な検診をお奨めします。
(46歳、2001年)
自分で気付きにくいしこりもあるので、一年に一回は専門医で検査を受けたほうがいいと思います。早期発見であれば、2ヶ月で職場等に復帰出来ると思います。私は1カ月半で職場に復帰しました。だから、検診は受けてください。
(36歳、2002年)
癌になった人が家族にいなくても、検診を受けて欲しいです。私も人間ドックを偶々受けていなければ、真ん中に出来たので自分では発見し辛く、早期で手術を受けることは出来なかったと思います。思い込みや偶然に、自分の命や人生を左右されないようにして欲しいです。
(46歳、2002年)
私のがんは2センチ強の大きさになっていましたが、乳頭に近く、しかもあまり硬いものではなかったため、手術をしてくださった医師も、最初の視触診では、「あんまりがんっぽくないな」とおっしゃるようなものでした。明るい鏡の前で万歳をして、からだをひねって初めて見えるような「ひきつれ」が乳房の下のほうに見えるものでした。それまでも、自分ではときどき乳房を触って見ていたのですが、わかりませんでした。がんと診断されてから、気付いたのですが、石けんを手につけてさわってみると、しこりがわかりました。他にもあるかもしれませんが、1.自分で見るときは、明るいところで!いろいろな姿勢をとって見る! 2.さわるときは広い範囲を石けんか、クリームを付けた手で! 3.自分で納得できるまできちんと検査してもらう、の3点が大切だと思います。
(55歳、2003年)
自分には関係ない、と楽観せず、せめて、家の近くに乳腺専門の先生がいる病院くらいは、調べておきましょう。常に気を付けていても、落とし穴に入らない様に、油断は禁物です。自己診断は決してしないでください。おかしいと感じたら迷わず、怖がらず、すぐに病院へ行ってください。早ければ早いほど、結果は良なのですから。
(52歳、2003年)
以上は、12人のかたからの代表的なメッセージです。すべてのメッセージをお読みになる場合は、こちらをクリックしてください。→全記述

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