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CA15−3 (し−え−15−3:carbohydrate antigen15-3)
乳がんの腫瘍マーカーの一つで、乳がんに対する特異性(乳腺以外のがんでは異常値を示しにくいということ)が比較的高く、CEAとともに乳がんで最もポピュラーなマーカーで、再発の目安とされます。血液検査の正常範囲は27U/ml以下です。
→腫瘍マーカー、 CEA、 BCA225、 TPA、 NCC−ST−439
[←先頭へ]CAF (しーえーえふまたは、かふ)
3つの抗がん剤を組み合わせて行う化学療法の名前で、その3つの薬、Cyclophosphamide(シクロフォスファミド/商品名エンドキサン)、Adriamycin(アドリアマイシン/アドリアマイシンは一般名ドキソルビシンの別称)、5-FU(ファイブエフユー)の名前の頭文字を取ってこの名前がついています。CAF療法のやり方にはいくつかの方法がありますが、4週間に2回の点滴を6コース(クール、サイクルと言うこともあります)行う場合と3週間に1回の点滴を6コース行うなどがあります。シクロフォスファミドは飲み薬の場合もあります。点滴前の採血で白血球の減少などがあった場合にはその日は点滴はせずに、白血球数の回復を待って点滴を行うこともあります。その場合にはCAF療法のスケジュールはずれていきます。副作用には吐き気、脱毛、口内炎、白血球減少、貧血、血小板減少、爪の変形・着色、生理不順、肝臓・腎臓・心臓の機能障害などがありますが、副作用の出方には個人差があります。
[←先頭へ]CEA (しーいーえー:carcinoembryonic antigen)
乳がんではCA15-3とともに幅広く測定されている腫瘍マーカーですが、他臓器のがん(肺・胃・大腸・膵臓など)でも腫瘍マーカーとして用いられます。また、がん以外(肝疾患や喫煙)でも高値を示すことがあり、異常値の評価には注意が必要です。血液検査の正常範囲は5.0ng/ml以下(検査機関によっては2.5ng/ml以下)です。なお、乳頭分泌がある場合では、分泌物中のCEA測定が行われることもあります。
→腫瘍マーカー、 CA15−3、 乳頭分泌、 BCA225、 NCC−ST−439、 TPA
[←先頭へ]CEF (しーいーえふまたは、せふ)
3つの抗がん剤を組み合わせて行う化学療法の名前で、その3つの薬、Cyclophosphamide(シクロフォスファミド/商品名エンドキサン)、Epirubicin(エピルビシン/商品名ファルモルビシン)、5-FU(ファイブエフユー)の頭文字を取ってこの名前がついています。CEF療法のやり方にはいくつかの方法がありますが、4週間に2回の点滴を6コース行う場合と3週間に1回の点滴を6コース(クール、サイクルということもあります)行うなどがあります。シクロフォスファミドは飲み薬の場合もあります。点滴前の採血で白血球の減少などがあった場合にはその日は点滴はせずに、白血球数の回復を待って点滴を行うこともあります。その場合にはCEF療法のスケジュールはずれていきます。副作用には吐き気、脱毛、口内炎、白血球減少、貧血、血小板減少、爪の変形・着色、生理不順、肝臓・腎臓・心臓の機能障害などがありますが、副作用の出方には個人差があります。
[←先頭へ]CMF (しーえむえふ)
3つの抗がん剤を組み合わせて行う化学療法の名前で、その3つの薬、Cyclophosphamide(シクロフォスファミド/商品名エンドキサン)、Methotorexate(メソトレキセート)、5-FU(ファイブエフユー)の名前の頭文字を取ってこの名前がついています。乳がんに対する標準的な化学療法のひとつです。主として4週間に2回点滴を行い、それを計6コース(クール、サイクルということもあります)を6カ月間行います。3剤とも点滴の場合もありますし、シクロフォスファミドは飲み薬の場合もあります。点滴前の採血で白血球の減少などがあった場合にはその日は点滴はせずに、白血球数の回復を待って点滴を行うこともあります。その場合にはCMF療法のスケジュールはずれていきます。副作用には吐き気、脱毛、口内炎、白血球減少、貧血、血小板減少、下痢、爪の変形・着色、生理不順、肝臓腎臓の機能障害などがありますが、副作用の出方には個人差があります。CMFでの脱毛の度合いは比較的軽く、髪の毛が全部抜けてしまう人はまれです。
CTスキャン (しーてぃーすきゃん:computed tomography)
コンピュータ断層撮影と呼ばれる画像診断です。X線を体にあてて、体の輪切りの像を映し出す検査です。造影剤(静脈注射による)を用いるものと用いないものがありますが、通常は同時に2通りの方法で撮影します。検査の間は寝台の上に横になり技師の指示に従います。乳房内の腫瘍の有無やリンパ節への転移状況の観察、肺や肝臓などへの遠隔転移の診断に使用されます。
→MRI
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