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ライナック

 リニアックを参照して下さい。

リニアック

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ラディエーション (radiation)

 放射線療法を参照して下さい。

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リスク因子 (りすくいんし)

 乳がんにかかりやすい要素のことです。 リスクファクターとも言います。リスクが高いのは、こんな人です。
・年齢 (40歳以上)
・未婚 (30才以上)
・高齢初産 (30歳以上。未産を含む)
・遅い閉経年齢 (55歳以上)
・肥満 (標準体重の+20%以上・特に50歳以上)
・良性の乳腺の病気にかかった事がある
・家族に乳がんになった人がいる(母、姉妹、祖母、叔母までに2人以上)
・乳がんになったことがある
 これらの多くはエストロゲン(女性ホルモン)にさらされている期間が長くなっているもので、エストロゲンとの関連性があります。リスク因子を軽くする対策としては、女性として生理的に自然なライフサイクル(結婚、出産、授乳)を送ることがあげられます。

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リニアック (lineac)

 放射線療法に使われる機械のひとつです。リニア加速器、ライナックともいいます。原子より小さい粒子(通常は電子)を直線軌道上で加速し、治療用の高エネルギーのX線や電子線を発生させる装置です。体の外から体内の病巣部を照射して治療します。

ライナック電子線コバルト照射

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リュープリン

 LH−RHアゴニスト製剤のひとつ。リュープリンは商品名。

ホルモン療法(内分泌療法)LH−RHアゴニスト製剤

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リンパ液 (りんぱえき)

 リンパ液は、血管の外へ染み出した血液中の血漿(けっしょう)という成分やたんぱく質が、全身にはりめぐらされた毛細リンパ管に再吸収されたものです。リンパ液は古くなった細胞や不要となったものをリンパ管を通して運びます。また、リンパ液の中に含まれるリンパ球は、体の中に侵入したウィルスや細菌、変性した細胞などを処理する役目もあります。

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リンパ管再生 (りんぱかんさいせい)

 手術やリンパ節郭清などでリンパ管が切断されても、バイパスができてリンパの流れは再生されます。切断されたリンパ管が元に戻ることはありませんが、リンパの流れが再生されることから、リンパ管再生と言うことがあります。しかし、完全とは言えないようで、浮腫などの後遺症が残ることがあります。

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リンパ管侵襲 (りんぱかんしんしゅう)

 切除したがん組織の中に含まれるリンパ管の中に、がん細胞が入り込んでいることを、リンパ管侵襲といい、がんが周囲組織のどこまで広がっているかを測る指標のひとつです。病理診断の結果では、「ly」がプラスかマイナスか、あるいは0〜3の数値で表されます。がん細胞は、その周囲に広がっていくだけでなく、リンパ液や血液に乗って全身に転移する可能性があるわけですが、リンパ管侵襲の有無によって、遠隔転移の可能性を予測する判断材料の一つとなります。ただし、リンパ管侵襲があるからといって、必ずしも遠隔転移しているわけではなく、リンパ節転移も必ずあるとは限りません

遠隔転移リンパ節転移血管内侵襲

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リンパ節 (りんぱせつ)

 リンパ節とは、全身にはりめぐらされたリンパ管が所々で集り、関所のような節を作っているところです。豆のような形をしていて、リンパ球を作ったり、リンパ液が運んできた細菌や不純物を濾過するフィルターのような役目もします。体の免疫機能を担う大切な器官で、数は個人差があり一定ではありません。股の付け根の鼠径(そけい)部や、腕の付け根の腋窩(えきか)といった、手足のリンパ管が体幹に入るところに多く集中しています。頭からのリンパ管のために、頸部にも多くリンパ節が集っています。乳がんにおいては、リンパ節へのがんの転移の有無が、リンパ液を通じた遠隔転移を予測する要素となり、補助療法を決める大切な情報となります。

リンパ節郭清リンパ節郭清レベル

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リンパ節郭清 (りんぱせつかくせい)

 がんの周囲のリンパ節を取り除くことを言います。リンパ節は直径3〜6ミリ程度のもので脂肪組織の中に埋まっていますが、がんが転移していても少量の場合には肉眼で見分けることは困難です。また、リンパ節をつなぐリンパ管には、流れていく途中のがん細胞が存在している可能性があるため、リンパ節を1個1個拾うのではなく、脂肪組織ごと切除してがん細胞を確実に取り切ってしまおうという「郭清」という手段が必要となります。
 リンパ節郭清を行ったことによって起こりやすい症状(合併症といいます)として、腕のむくみ(リンパ浮腫)、神経障害によるしびれ感などがあります。

リンパ節リンパ節郭清レベルリンパ節転移リンパ浮腫

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リンパ節郭清レベル (りんぱせつかくせいれべる)

 腋窩(脇の下)リンパ節は、脇の下から鎖骨に向かって以下のようにレベルで表現します。
・レベルI:小胸筋の外側縁より外側
・レベルII:小胸筋の裏側と大・小胸筋の間
・レベルIII:小胸筋の内側縁より内側 鎖骨下のリンパ節
 腋窩リンパ節転移の多くは、レベルIからはじまって、レベルII、IIIへと進展していくと考えられています。以前の乳がんの手術では、腋下リンパ節のレベルIからIIIまでまとめて切除する方法が用いられていましたが、切除する範囲が多ければ、腕のむくみなどの後遺症が発生しやすくなるため、現在、浸潤性乳がんにおける標準的な腋窩リンパ郭清は、転移が起こりやすく、また術後の治療方針の決定や術後の経過を予測するうえで十分な情報が得られる、レベルI、IIまでとなっています。

リンパ節リンパ節郭清リンパ節転移

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リンパ節転移 (りんぱせつてんい)

 がん細胞は、発生した部位から周囲の組織へ浸潤し、増殖し、リンパ液や血液の流れに乗っていく性質を持っています。リンパ節転移とは、がんがリンパ管を介して転移していくことで、リンパ節が硬く腫れてぐりぐりを作ります。
 乳がんの場合は、まず、多くは脇の下のリンパ節(腋窩リンパ節)に転移が見られます。乳管の中に発生したがん細胞が大きくなるにつれて、リンパ流に乗ってリンパ節へと移行し、そこに着床してリンパ節転移となります。リンパ節への転移の有無は、乳がんの性質、及びその後の経過を推測するうえで最も重要な情報(予後因子)の1つであり、術後の補助療法を決めるうえでも重要な判断材料となります。

予後因子リンパ節郭清リンパ節郭清レベル病理リンパ管侵襲

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リンパ浮腫 (りんぱふしゅ)

 リンパ節郭清や放射線療法により、リンパ管が切断されてリンパ液の流れが悪くなってしまったために起こる、むくみの症状です。術後、すぐに見られることもあれば、何年かしてから突然生じることもあります。むくみかたも個人差があります。
 一度リンパ浮腫が起こると、完全に治るのは難しいので、リンパ浮腫が起きないように注意することが大切です。軽減させる方法は、むくんだ腕を高くしたり、マッサージやスリーブ(圧の強い弾力ストッキング)を着用します。

リンパ節郭清

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粒子線治療 (りゅうしせんちりょう)

 放射線療法のひとつです。粒子線治療とは、陽子や重粒子などの放射線を病変部に照射することによって、主に悪性腫瘍を治す放射線療法の総称です。
 従来治療に用いられてきたX線は、体の表面に近い所で最大となり、その後次第に減衰していきます。病変部にある程度の線量を照射しようとすると、X線の通り道となる病変部の手前の組織にはより強い照射がされ、病変部を通り過ぎた向こうにもある程度の線量が照射されることになります。
 これに対し粒子線は、一定の深さ以上には進まないよう調整が可能で、且つ、ある深さにおいて最も強く作用させることができるため、周囲の正常組織への影響を押えて病変部のみに効果を集中させることが出来ます。この調整を行うのに研究用の大型の加速器が必要な為、受けられる施設は限られています。

陽子線治療重粒子線治療放射線療法

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臨床試験 (りんしょうしけん)

 新しい治療法(手術方法、新薬や新しい薬の組み合わせなど)が、その病気に対して有効かどうか、安全かどうかを確認する目的で、患者を対象にして治療を兼ねた試験のことを臨床試験と言います。このうち、新薬開発のための臨床試験のことを、特に「治療試験(治験)」と言います。これを行うことで、従来の標準治療と効果の差を比較します。
 新しい治療方法の安全性や有効性は確立していないので、臨床試験に参加した患者に必ずしも利益があるとは限りません。ですから、臨床試験に参加するためには、試験内容に関する十分な説明の上での同意を得ること(インフォームド・コンセント)が絶対に必要です。 現在使われている薬や治療法も、これまでの患者の協力によって、 臨床試験を積み上げて得られた結果です。医学の進歩には、不可欠です。

無作為比較試験標準治療インフォームド・コンセント奏効率無再発期間EBM

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声を聴き合う患者たち&ネットワーク「VOL-Net」

Wordsworth - Version2.6.0 (C)1999-2002 濱地 弘樹(HAMACHI Hiroki)